2024/09/06 11:25




先日、自己紹介の途中でいつの間にか
「おかっぱかっぱのきゅうりちゃん アクリルキーホルダー」
商品紹介になってる!? 騙された!?
という声をあげた方もそうでない方も
再び来ていただきありがとうございます。
円狐(まるこ)商店 店主の円狐です。

いきなりですが、遊びに来ていただた方の中には
グラフィックデザイナー、イラストレーターを目指し
刺激を受けるためにいろんなものを受信、参考に
している方もいると思います。

幼少期から絵の才能に恵まれ、学校でも優等生、
なかでも美術はいつも評価され先生からもお墨付き、
そのまま美大へ入学し、受賞作品は数しれず、メディアへも掲載、
デザイン会社に就職し、数年後に独立、今は世界が舞台…

これからこの業界へ進もうとしている方へ
そんな物語とは間逆なのでなんの参考になりませんが
こんな人でも約20年もこういう業界で生きています。
(もはやしがみついてるだけ? しぶといな? うるさいわ!)

東京、治安が悪いと騒がれていた足立区。
雪の降りしきるさなか、僕は産まれました。
父は理髪師、母はピアノ教師。
二人の間に生まれた僕は…。
これ、書き出したら長くなりますね。

(中略)

小・中学校、義務教育での美術でしかほぼ学んでいません。
成績は、自慢にはなりませんが1か2です(良い方ではなく、もちろん悪い方)。
絵は好きでしたが得意ではなく、夏休みの宿題の絵は母に描いてもらい、
父からは「下手な絵なんて描いてる暇があるのなら夕飯の支度を手伝え」と
殴られ、描くことすらあまり好きではなくなっており
(いま思い起こすと、この殴られたとき描いていたのは河童の絵でした… 
リアルな方… え!?)
授業でも同級生の絵の巧さに嫉妬し、ほぼ真似して描いていました。
なので絵どころかセンスゼロでした。

ただ幼稚園児の頃に描いた「おとうさんのえ」は
未だに僕の中で記憶に残る絵となっており、超えることはできません。
82.2.25と記載されているので円狐少年、当時4歳。
画用紙の前に座り、クレヨンの青を取ると一筆書きでものの数秒で描いたようです。
その話を母から聞いていたのでそう思っているのか、
それとも実体験なのか曖昧ですが、僕はこの様子を自分の背後から見ていました
(自分なのに自分の視点ではなく背後から)。
不思議なことってあるものですよね。
(その絵は残っていないのですが、母がパッチワークで残したものを撮影)
しかし、この何にも縛られず、見たものから影響も受けてもいない
自由な線の動きは二度と描けない。

話はそれますが、どうしよう、またの機会にしますか。
その不思議な体験をした1年前の3歳、これまた奇妙な死後の世界(?)を目の当たりにした円狐少年。
また円狐につままれそうになっている!とお嘆きのあなた。

そうですよね、では、また次回におあいしましょう。

円狐(まるこ)